★イチジクの紹介★

イチジクはクワ科イチジク属の植物。ガジュマルやインドゴムノキなども同じイチジク属ですが、イチジク属の中で果樹として栽培されているのはいわゆるイチジクだけです。

古くから栽培されてきたので、品種の数がとても多く、400〜600品種もあるといわれています。そのほとんどは紀元前にアジアやヨーロッパの人々が野生や栽培イチジク,の実生から選抜したもの。

果樹として現在栽培されているイチジクには、カプリ系、スミルナ系、普通系、サンペドロ系の4つの系統があります。これらは雄花があるかどうか、雌花の違い、実を太らせるために受粉が必要かどうか、で区別されています。雄花も雌花もあるカプリナ系から雄花を欠くスミルナ系が生まれ、おのスミルナ系からサンペドロ系、ついで普通系へと分かれていきました。

品種によって身の大きさや形、果皮の色、果肉の色、肉質、味、葉の大きさや形など、実にさまざまなので、色々な品種を育ててそれぞれの違いを楽しむことができるのもイチジクならではの楽しみといえます。

ここでは、当店で取扱っている品種をご紹介いたします
各品種名をクリックすると、小苗販売ページに飛びます
  


 

★各品種ごとの特徴★

 
【ビオレ・ソリエス】
フランス原産の黒いイチジクで
栽培が非常に難しく収穫量が少ないことから「黒いダイヤ」と呼ばれる貴重な品種
完熟すると糖度23度にも達します
ビオレソリエス

 
【ブラックマデイラkk】
ポルトガルのマデイラ島原産のイチジク品種
海外のイチジクコミュニティーで世界でもっとも美味という噂の品種
こちらも甘みの強い品種
 
【Ronde de Bordeaux】

原産国はフランス。秋果専用種で、樹勢は強い。 脇芽が多く出やすい。
耐寒性は比較的強い。 
実は20g〜30gとやや小ぶりで果皮は濃紫〜黒色、果肉は濃いいちご色。
実は小さいがジャムのような食感で糖度が非常に高く、かすかな酸味と強い風味がある。
味は深みのあるベリー系。皮がかなり薄いので、熟してくると傷つきやすい。

【Noire De Caronb】

フランス原産
果皮が黒く、小ぶりながらも糖度が高いのが特徴の秋果専用品種
糖度は30度 と甘く濃厚な風味、ねっりとした食感
収量は比較的少ない
果重は25〜70g、収穫期は8月中旬頃〜
別名、スイートカロン、フランソワ
 
【GRISE DE SAINT-JEAN】
 
【Bebera Preta】

【Nero Canne】 

【Peretta】

【Ringurato】

【Preto de Covas】

【Manresa】


国内ではなかなか手に入れることが困難な貴重な品種でスペイン原産
果皮は黒紫色、果肉は真紅で素晴らしい食味を有している

【Lenticela】

【Causses de Vers】

【Plateneis】

【Castaninho】

【Lampo de Ciclo Longo】

【Morada Taboada】

【LSU  Purple】


1991年 ルイジアナ州農業試験場によって導入された品種

果実は中ぐらいのサイズ、20〜30グラム、
果皮は光沢があり、赤っぽい色〜濃い紫色、熟し加減と日光の浴び具合で変化
熟すと、白く浅い裂け目が入る
果肉は、熟すと淡いストロベリー色、糖度は高い
マイルドな良い香りだが、”イチジクらしい香り”ではない
単為結実性、空の種子を少量含む

木は旺盛な 直立性の成長を示し、葉は平均以上に病気への抵抗性あり

多くの一般的なイチジクが食べられる品質の実を産するまで 4〜5年 若年期があるのに対し、
この品種は若い木のうちから良質の果実を産する
果実の品質は、4〜5歳の木でさらに向上する
5歳以上のLSU purpleは 3種類の果実を産する傾向がある
早春の軽い前年枝に生る果実、夏の大きい主要な果実、12月まで続くことのある後期の果実の3種類

【Vasilika Blade】

【Jurupa】


実は比較的大きく、大きく丸みを帯びた梨型をしている。収量は多い。
果肉は琥珀色からピンク色で、時にはストロベリーレッドの縞模様がある。
甘くて風味がよく、果実下部の目は小さく、開いていて、蜜が流れ出ていることもある。

【Raspberry Latte】

優れた風味の深紅の果肉を持つ黒紫色のイチジクで、雨と湿度に強い品種
葉芽が特徴的で、赤い芽鱗に包まれた中の小葉も強く赤みを帯びる。その葉が芽鱗を押し開きながら成長していくと、葉芽は握り拳形に膨らみ徐々にその拳を開き、その時の葉芽の形が、まるで一粒のラズベリーの実のように見える。

そもそもカリフォルニア州サンディエゴにあるエンカントファーム ナ―セリー( Encanto Farms Nursery ) のコーヒーの木の下で育つ苗として、ジョン バーディック ( Jon Verdick ) によって発見され名付けられたと言われている。

ラズベリーラテはスペード形の葉と手の平形の葉の両方を生成し、スペード形の葉を生じた枝には、品種ダロッソ ( Dall'Osso ) に見られるような二重果実 (ダルマ型のイチジク) を形成するのに対し、手の平形の葉を生じた枝には、正常な果実が作られる事が観察されている。
この品種は、多くのいちじく品種の中でも特にユニークなイチジクと言われている。

【LSU Everbearing】

黄緑色の果皮で滑らかな肉質、高糖度の実をつける
食味は酸味は控えめで甘味が強く、コクがあり、シナモンの風味も併せ持つ
皮が薄いため食べやすい
また、閉じた目を持ち、虫や雨による腐敗に耐え長期間収穫可能

LSUの名がついた品種はいずれも高品質なものが多く、LSU Everbearingも同様

【LSU Gold】

ルイジアナ州立大学、エド・オルーク博士によって交雑されたハイブリッド品種
エド・オルーク博士は沢山の新品種を生み出しているが、中でもLSUの冠を持つ品種は高品質なイチジク

果実は大きく平たい黄色
果肉は琥珀色で滑らかで非常に甘く、わずかに開いた目を持つ
樹勢は強く全ての葉の葉腋に実がなる豊産種

【Col de Dame Roja】

適度な甘さと強烈なベリー風味を待つ果肉の、古典的なコル・デ・ダムタイプのスペインの品種
果実は洋ナシ形で40g前後の中型で(例外:Bluemalibu)、果皮は白みを帯びた淡い褐色、果肉は濃赤色でとても濃厚で美味

【Bonjesusa】

【Lafayetto】

【Sofeno preto】

【Laitzina Mavra】

【Vasilika Aspra】

【Hunt】


2011年にルイジアナDurio Nursery社より導入した品種 
小さめの果実を実らせ、甘く、濃厚な食味
雨の多い地域 に適合する品種
 毎年、高い品質の果実を生産する家庭用果樹向きの 品種でDurioNursery社長お勧めのイチジク

【BNR Bordissot Negra Rimada】

別名、レインボーストライプ。
スペインのバレアレス諸島の一つであるマヨルカ島の小さな自治体サン ジョレンツ デ カルダッサール(Sant Llorenc de Cardassar)が起源
当地でボーディソットネグラ(Bodissoto Negra)として栽培されていたが、突然変異によって果皮に縞模様を生じる木が見つかり、その木の全ての記述子がボーディソットネグラに一致することから、Bordissoto Negra Rimada と命名されたと言われている

【Col de Dama Gegantina】

【Purple Patlican】

【Troiana】

【Green Greek】

グリーングリークは世界の珍しいイチジク苗を販売している趣味のグループLynx Fruitによって国内に流通した品種。
Lynx Fruitの出品情報によると、2010年にルイジアナDurio Nursery社より導入した品種。
果皮は熟しても緑色で、甘く風味良く深紅色の果肉で シーズン中最後に熟す品種
 樹勢強く、かなり耐寒性がある
 

導入元のDurioNursery社によると、中くらいの大きさで、熟すのが遅い優秀な青イチジク
熟すまで緑色を保っている。 甘くて美味しく、果肉は濃い赤色。生育が旺盛で、かなり丈夫。
葉には石灰状の基部、5 つの緯状裂片、および鋸歯状の縁がある。晩生品種。

【Swadi】

【Preto Taboada】

【Zraqi】

【Coll De Dame Mutant レディーミュータント CDDM】


この品種はカルロス・ヒメネス・ロペス (Carlos Jimenez Lopez) 氏によって2016年に発見された、Coll de Dama Negra の突然変異によるイチジク
豊産性のColl de Dama タイプの中でも、緑から始まり成熟するにつれて美しい多色を呈す
非常に甘い品種

【Col de Dame Gris】

レディブラック(Col de Dame Noir)、レディホワイト(Col de Dame Blanc)と合わせてレディ3姉妹と言われ、別米レディグレイという異名を持つ。他の2品種とともに非常に甘い味を実らせ、果皮は灰色。完熟果はジャムのような食感で、実際にそのままジャムのような用途で食べることができる
最高糖度はなんと、32度
スペイン原産のこの品種は晩成なので、温暖な地域での栽培に適している
鉢植え栽培◎

【Col de Dame Noir】

レディグレイ(Col de Dame Gris )、レディホワイト(Col de Dame Blanc)と合わせてレディ3姉妹と言われ、別米レディブラックという異名を持つ。他の2品種とともに非常に甘い味を実らせ、果皮は黒褐色。完熟果はジャムのような食感で、実際にそのままジャムのような用途で食べることができる
最高糖度はなんと、32度
スペイン原産のこの品種は晩成なので、温暖な地域での栽培に適している
鉢植え栽培◎

【Col de Dame Blanc】

レディグレイ(Col de Dame Gris )、レディブラック(Col de Dame Noir)と合わせてレディ3姉妹と言われ、別米レディホワイトという異名を持つ。他の2品種とともに非常に甘い味を実らせ、果皮は白っぽい黄緑色。完熟果はジャムのような食感で、実際にそのままジャムのような用途で食べることができる
最高糖度はなんと、32度
スペイン原産のこの品種は晩成なので、温暖な地域での栽培に適している
鉢植え栽培◎


【Kafe Te Jiate Red】

【Bebera Blanca】


ポルトガル原産の、とても美味しい品種
果重は50〜80g位になる

【LSU O'rourke】

ルイジアナ州大学O'rourke博士によるハイブリッド品種。 別名、LSU Improved Celeste。 母がCeleste 父がCaprifig。糖分含有量が高く 閉じた目を持つため雨による 腐敗に強い品種。

【LSU Tiger】

品質の良い 直径30mm〜40mm、50gの、茶色地に濃い茶色の縞が入った実を産する
実は大きめで甘い
首は短く、部分的に閉じた目を持つ
熟した時、果肉の中心部は黄色〜金色。
熟したとき、比較的放射状の裂け目が入りやすい
木は 若年期、匍匐性、垂れ下がる性質を示しながら、旺盛に成長する。
LSU Goldに比べると、葉の茂りようは密である。
成長したの葉は、非常に大きな手のひら状、5から7のはっきりした分岐がある

【Brazilian】

【Brogiotto Nero】


イタリア北部原産の、とても美味しい品種
耐寒性にも優れている
ビオレソリエス( Violette de Sollies ) とよく間違えられるが、別品種

【Limoneuca】

【Zaffiro #4】

【Mary Lane】


別名:MaryLaneSeedless
Jelly(ゼリー)とも呼ばれ、種がほとんど無いアメリカ産の非常に珍しいイチジク
果皮色は黄色、果重は約60グラムの夏秋兼用種
果実は非常に水分が多く甘い
まさにゼリーという別名がぴったりのイチジク

【Mavra】

【Sucrette】

世界の珍しいイチジク苗を販売している趣味のグループLynx Fruitによって国内に流通した品種で、2011年にフラランスBAUD社より導入した品種
 300種以上のイチジクを保有するフランスBaud社お勧めの世界一甘い品種のひとつ
果実は小さめだが、非常に高糖度でなめらかな肉質のイチジク
甘さはLSU Everbearingに負けないくらいの高糖度品種で、LSUのように大木にはならず育てやすい品種
黒い斑点(シュガースポット)が入るまで完熟させると、非常に甘くなる

約35グラムのやや小さな果実で単生
この品種は、例外的にわずかに大きなイチジクの実(40〜45グラム) を生み出す年もある
雨や激しい霧がある環境でははあまりきれいな外見にならないが、優れた味品質の品種である。


【King】

イチジクの中でも極めて品質が良い品種
夏果専用品種で豊産性、果皮は爽やかな黄緑色で薄く、皮ごと食べられるのが特徴
肉質がなめらかできめ細かく、味は淡白ですが十分な甘さもあり食べやすく
生食やドライとして利用されている
人気で、比較的多く市場に出回っている

【Del Sen Jaume Gran】

Montserrat Ponsにより導入され、北米でも日が浅いためまだまだ珍しい品種
緑色の果皮にとこどころ色づく紫色の果皮が特徴
果肉は紅で、完熟するとより深い色
ベリー系の濃厚なフレーバーを持ち、完熟させた時はねっとりとジャムのよう
完熟手前でも充分においしいと言われ、白い部分まで甘みがしっかりのると言われている
このタイミングでは、サクサクとした食感もあり、まるで別のフルーツのよう
この白い部分までおいしく食べれるという点でジャミー系のイチジクに飽きつつあったマニア達に評価されている
かなりの豊産性を持ち、シーズンの初期から終盤までしっかりと実を付ける


【Bakor】

果皮は赤黒色で果肉は黄色でフランス産
果重は50〜60グラム、高糖度品種ではないが、果汁多く
滑らかな肉質の品種
閉じた目を持つため、降雨による腐敗に耐える家庭向き豊産品種

【Dolce Calderai】

メロンのフレーバーを持ち、非常に甘い実をつける
実は少し大きめで、真円に近い形状
上部は黄色、下部は紫色の果皮となる
果肉は黄金色となることが多く、雨に強い
非常に貴重な品種で、一部のイチジクコレクターによって大切に保存されている品種
ドルチェ・カルデライ

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アブラヤ農園

佐渡島南部で苗屋を営んでいます

★イチジクの苗について★ イチジクの苗は小さくても枝自体から甘い香りを漂わせます また、元気な青々とした葉を茂らせます 実を実らせるまで苗を成長させる楽しみもさることながら 香ばしい香りと共に苗自体もお楽しみいただければ幸いです
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